岸洋子

(きしようこ)
歌手(シャンソン・カンツォーネ)。シャンソン歌手としては元宝塚歌劇団トップスターである越路吹雪と双璧をなし、「魅せる越路」に対して「聴かせる岸」などと評されることも多かった。

代表的な発表曲に、「夜明けのうた」「想い出のソレンツァーラ」「わかっているの」「希望」「そして今は」「笑わないで」「アル・ディ・ラ」「アリヴェデルチ・ローマ」「愛は限りなく」「アンデスの風になりたい」「コマン・サ・バ」「今宵あなたが聞く歌は」などがある。年末・大晦日の恒例行事であるNHK紅白歌合戦にも7度の出場歴(1964~1969年、1971年)がある。

著書に、「さくらんぼの楽譜」など。

死因は、敗血症であった。57歳。1970年頃より膠原病を発症し、20年以上の長きに渡って後遺症などに悩まされながらも精力的に歌手活動を続けていた。1992年11月、自宅での転倒による肋骨骨折と同時に膠原病後遺症が悪化し、入院。一時は退院が決定するなど回復の兆しを見せていたものの、退院予定日の2日前に急に容体が悪化、意識不明に陥り、敗血症のため亡くなった。

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