小林正樹

(こばやしまさき)
映画監督。紫綬褒章・勲四等旭日小綬章受章者。

早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所に入るものの、すぐに戦争に召集される。沖縄では、捕虜収容所での労働も経験した。終戦後は松竹大船撮影所に復帰し、木下惠介監督の下、助監督として活躍。その後、中編映画である「息子の青春」にて監督デビュー、続く「まごころ」(当人のために木下惠介が脚本を手掛けた作品)にて長編デビューを果たす。

その他の主な監督作品に、「この広い空のどこかに」「美わしき歳月」「三つの愛」「泉」「黒い河」「人間の條件」「切腹」「日本の青春」「化石」「怪談」「東京裁判」「燃える秋」などがある。

主な受賞歴には、ヴェネツィア国際映画祭におけるサンジョルジョ賞・国際映画批評家連盟賞・パシネッティ賞の各賞や、カンヌ国際映画祭における審査員特別賞、ベルリン国際映画祭における国際映画批評家連盟賞、その他、日本アカデミー賞(会長特別賞)、毎日映画コンクール特別賞、ブルーリボン賞(作品賞)などがある。

死因詳細不明。80歳。

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