遠藤周作

(えんどうしゅうさく)
作家・小説家。吉行淳之介・安岡章太郎と共に、第一次戦後派・第二次戦後派に続く作家として「第三の新人」と呼ばれる世代の1人に数えられた。文化勲章受章者。文化功労者。日本芸術院会員・日本ペンクラブ会長でもあった。

主な受賞歴に、芥川龍之介賞・日本芸術院賞・新潮社文学賞・毎日出版文化賞・読売文学賞・毎日芸術賞・野間文芸賞・谷崎潤一郎賞などがある。

主な作品には、「フランスの大学生」「堀辰雄」「青い小さな葡萄」「白い人・黄色い人」「恋することと愛すること」「海と毒薬」「恋の絵本」「蜘蛛」「沈黙」「あまりに碧い空」「結婚」「金と銀」「留学」「偽作」「浮世風呂」「楽天主義のすすめ」「ぐうたら生活入門」「死海のほとり」「それ行け狐狸庵」「どっこいショ」「石の声」「母なるもの」「黒ん坊」「牧歌」「メナム河の日本人」「イエスの生涯」「日本人を語る」「この人たちの考え方」「身上相談」「ボクは好奇心のかたまり」「砂の城」「悲しみの歌」「自選作家の旅」「人間のなかのX」「ウスバかげろう日記」「侍」「異邦人の立場から」「結婚論」「天使」「狐狸庵うちあけ話」「女の一生」「足のむくまま気のむくまま」「イエス・キリスト」「風の肉声」「スキャンダル」「深い河」「わが恋う人は」「ピアノ協奏曲二十一番」「反逆」「決戦の時」「万華鏡」「なつかしき人々」「無鹿」「心のふるさと」「人生の踏絵」「善人たち」「遠藤周作のまごころ問答」「ぐうたら怠談」「まず微笑」「人生の同伴者」「快人探検」などがあり、とてもではないが全てをここに書き切れるものではない。これらはほんの一部である。

また、「ほんものは誰だ?!」「わくわく動物ランド」「アップダウンクイズ」などのバラエティ番組や、「孤独な週末」「大変だァ」などのテレビドラマ、「キヤノン」「NEC」「ネスレ」といったテレビCMなどにも出演していた。

病院にて死去。死因は、肺炎による呼吸不全であった。73歳。晩年は、腹膜透析手術・腎臓病・脳出血など、健康状態に悩まされていた。

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