金達寿

(きむたるす)
作家・小説家・古代史研究家。なお、読みは「きむだるす」とされることも多い。一部、「きんたつじゅ」とも。

古代史の研究を行う一方で、在日朝鮮人一世の作家として主に民族問題を日本語で扱い、戦後の在日朝鮮人文学と呼ばれる独特の領域を確立した人物として有名。

著書は小説を始め、エッセイや評論など幅広い分野に及ぶ。

代表的な小説作品に、「後裔の街」「富士のみえる村で」「玄海灘」「故国の人」「日本の冬」「番地のない部落」「公僕異聞」「中山道」「太白山脈」「夜きた男」「対馬まで」「行基の時代」などがある。

また、エッセイや評論では、「私の創作と体験」「日本の中の朝鮮文化」「古代文化と「帰化人」」「日本古代史と朝鮮文化」「日本の中の古代朝鮮」「故国まで」「古代日朝関係史入門」「古代の日本と朝鮮」「見直される古代の日本と朝鮮」「日本の渡来文化」「歴史の交差路にて」「地名の古代史」「わが文学と生活」「わがアリランの歌」などがある。

死因詳細不明。77歳。

タイトルとURLをコピーしました