菊地昭典

(きくちあきのり)
脚本家。日本シナリオ作家協会会員。仙台市出身。

中央大学を卒業後、シナリオ研究所を経て、映画監督・脚本家である新藤兼人や千葉茂樹に師事。ノンフィクションや小説などの著作を数多く発表したほか、40代になってからは全国のテレビ局においてドキュメンタリーや特別番組の脚本や構成を多数手掛けた。フェスティバルやイベントの企画・プロデュースに関わることも多く、宮城県仙台市にて「とっておきの音楽祭」を立ち上げ全国18ヶ所に広めたほか、「七夕星の宵まつり」の総合演出も務めた。また、「とっておきの音楽祭」の記録映画である「オハイエ!」の監督・脚本や、「ベルリン国際映画祭 in 仙台」や「ヤマハおとまちプロジェクト」の演出・プロデュースも手掛けたほか、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」では、実行委員や事務局長を務めた。

脚本を手掛けた代表的な作品には、文化庁芸術作品賞を受賞した「遙かなるダモイ」や、日本とドイツの合作である「ウィンディー」、日本と中国の合作である「長江」などがある。

死因は、大腸癌であった。76歳。死去の事実は、近親者によって葬儀・告別式が営まれたあと、3週間ほどが経過してから明らかとなった。

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