アラン・J・パクラ

映画監督・プロデューサー(アメリカ)。グレゴリー・ペックが主役を演じたアメリカのドラマ映画「アラバマ物語」にて制作・プロデュースを務め、アカデミー賞(作品賞)にノミネートされたことで注目されるようになった。

大学卒業後、ワーナー・ブラザースに入社するも、その後パラマウント映画へ転職、映画製作業に携わる。監督デビューは、映画「くちづけ」である。以後、「コールガール 」「パララックス・ビュー」などを撮り、「大統領の陰謀」ではアカデミー賞(監督賞)にノミネートされるなど着々とキャリアを重ねた。近年では、ジュリア・ロバーツやデンゼル・ワシントンが出演した「ペリカン文書」や、ハリソン・フォードやブラッド・ピットが出演した「デビル」などの監督を務め、切り口の斬新なサスペンスを生み出す映画監督として名高い。

その他に手掛けた作品として、制作・プロデュースでは「栄光の旅路」「マンハッタン物語」「サンセット物語」「ハイウェイ」「レッド・ムーン」など。また、監督を務めた作品では、「結婚ゲーム」「華麗なる陰謀」「ソフィーの選択」「いくつもの朝を迎えて」「オーファンズ」「推定無罪」「隣人」などがある。

受賞歴に、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(監督賞)や、ニューヨーク映画批評家協会賞(監督賞)などがある(共に、「大統領の陰謀」にて受賞)。

死因は事故死。70歳。高速道路での交通事故だった。

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