日下圭介

(くさかけいすけ)
作家・小説家。20世紀における推理小説家の巨匠・江戸川乱歩の寄付を基金として日本探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)が制定している「江戸川乱歩賞」を受賞した推理作家として有名。

早稲田大学卒業後、朝日新聞の記者などを経て、1975年に「蝶たちは今・・・」で江戸川乱歩賞を、さらには1982年に「鶯を呼ぶ少年」「木に登る犬」の2作品において日本推理作家協会賞を獲得した。昭和時代前半の歴史をテーマとした推理小説を得意とする。

主な著作に、上述した3作品を始め、「悪夢は三度見る」「血の色の花々の伝説」「折鶴が知った」「花の復讐」「負のアリバイ」「罪の女の涙は青」「竹久夢二殺人事件」「恋人たちの殺意」「UFOの来た夜」「チャップリンを撃て」「笛の鳴る闇」「女たちの捜査本部」「「野菊の墓」殺人事件」「黄金機関車を狙え」「溶ける女」「密室20秒の謎」「猫が嗤った」「偶然かしら」「セミョーノフは二度殺せ」「優しく埋めて」「隣人の殺意」「啄木が殺した女」「危険な関係」「手錠はバラの花に」「三千万秒の悪夢」「不可思議な殺人」「賢者の陰謀」「獣医栃尾彩子(シリーズ)」「少年ミステリー倶楽部」「61年目の謀殺」「脅迫者たちのサーカス」「バラの中の死」「名前のない死体」「遠すぎた終着」「密室・十年目の扉」「紅蓮の毒 – 薬売り・辻村の探偵行」など、多数。

千葉県千葉市にある病院にて死去。死因は、誤嚥性肺炎であった。66歳。

タイトルとURLをコピーしました