バーニー・マック

俳優・コメディアン(アメリカ)。

アメリカ合衆国の中西部・イリノイ州にあるシカゴに生まれ、地元のコメディハウスである「「コットン・ピッキン・クラブ」などで19歳頃よりコメディアンとして活動。しかしながら注目を集め始めたのはそれよりもずっとあと、32歳の時に出演した「ミラー・ライト・コメディ・サーチ」で優勝したのがきっかけであった。

それからほどなくして映画にも出演するようになり、有名なハリウッド作品でも活躍するようになる。また、2000年には、「ドゥ・ザ・ライト・シング」や「マルコムX」を生み出したことで有名なスパイク・リーが監督を務めたドキュメンタリー映画「キング・オブ・コメディ」(The Original Kings of Comedy)が制作され、セドリック・ジ・エンターテイナー、D・L・ヒューリー、スティーヴ・ハーヴェイといった3名の黒人スタンダップ・コメディアンと共に活躍する様子が映像化された。

主な出演作品では、デイモン・ウェイアンズが脚本・製作総指揮・主演を務め、ピーター・マクドナルドがメガホンを握ったクライム・コメディ映画「モー・マネー」や、上述した「キング・オブ・コメディ」のスパイク・リーが監督し、レジー・ロック・バイスウッドが脚本を手掛けたドラマ映画「ゲット・オン・ザ・バス」を始め、ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットなど豪華俳優陣が出演している「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」「オーシャンズ13」といった「オーシャンズ」シリーズが代表的である。

その他に出演した作品には、「ザ・プレイヤーズ」「エディ&マーティンの逃走人生」「ビッグ・マネー」「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「Mr.3000」「ヒップホップ・プレジデント」「ゲス・フー」「トランスフォーマー」「オールド・ドッグ」「トランスフォーマー」などがある。

死因は、サルコイドーシスによる肺炎であった。50歳。映画「ソウル・メン」撮影中の急死となったため、関係者はもちろん、ファンの間にも大きな驚きと悲しみが広がった。

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