パット・ヒングル

俳優(アメリカ)。テキサス大学を中退し、アメリカ海軍にて第二次世界大戦に参戦。戦争終結後は大学に戻るなどしたが、俳優として映画などに出演し始めたのは30代後半と遅咲きであった。

いくつかの映画に出演を果たし、俳優として波に乗り始めた1966年、当時ニューヨークにあった自宅アパートにて54フィートを落下するというエレベーター事故に遭遇。集中治療室にて2週間に及ぶ懸命の治療が行われ一命を取り留めたが、復帰するまでに1年の時間を要している。

出演した代表的な映画には、エリア・カザンが監督を務め、ナタリー・ウッドやウォーレン・ベイティが出演した1961年の青春映画「草原の輝き」や、ティム・バートンが監督を務め、マイケル・キートンやジャック・ニコルソンが出演した世界的な人気作品「バットマン(シリーズ)」などがある。なお、「バットマン(シリーズ)」では、ゴッサム市警の本部長であるジェームズ・ゴードン総監を演じた。

その他の出演映画には、「ガンファイトへの招待」「侵略」「ネバダ・スミス」「血まみれギャングママ」「All the Way Home」「奴らを高く吊るせ!」「続・サンシャイン」「殺しのカルテ」「リトル・インディアン」「ガントレット」「ノーマ・レイ」「暴走マッドチェイス」「ダーティハリー4」「ロンリーウェイ」「コードネームはファルコン」「地獄のデビルトラック」「赤ちゃんはトップレディがお好き」「グリフターズ」「クイック&デッド」「小さな贈りもの」「シークレット」「冷たい一瞬を抱いて」「ゴンゾ宇宙に帰る」「タラデガ・ナイト – オーバルの狼」「シャフト」などがある。

また、テレビシリーズやテレビ映画では、「テキサスの風」「虚偽」「プレジデント・トルーマン」「電磁物体X」「犯られた刑事」「新・刑事コジャック」「ブルファイター」「暴走パニック超特急」「毒蜘蛛タランチュラ」「オカルト殺人事件」「ハワイ 5-0」「世にも不思議なアメージング・ストーリー」「ジェシカおばさんの事件簿」「若き日のJFK」「ホミサイド」「シャイニング」などがある。

アメリカ合衆国・ノースカロライナ州のキャロライン・ビーチにある自宅にて死去。死因は、骨髄異形成症候群であった。84歳。

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