ホイットニー・ヒューストン

歌手・女優(アメリカ)。以前は、ファッションモデルとしても活躍していた。20世紀から21世紀にかけてを代表する歌手。数々のヒット曲が世界的な人気を博し、最も売れているアーティストの1人としても知られている。累計では、シングルが通算5,000万枚以上、アルバムは通算1億4,000万枚以上と言われている。

発表した主なシングルには、「All At Once(オール・アット・ワンス)」「Greatest Love Of All(グレイテスト・ラヴ・オブ・オール)」「You Give Good Love(そよ風の贈りもの)」「Saving All My Love For You(すべてをあなたに)」「Where Do Broken Hearts Go(ブロークン・ハート)」「I’m Every Woman(アイム・エヴリ・ウーマン)」「I Will Always Love You(オールウェイズ・ラヴ・ユー)」「Exhale(ため息つかせて)」「Step By Step(ステップ・バイ・ステップ)」「When You Believe(ホエン・ユー・ビリーヴ)」「If I Told You That(イフ・アイ・トールド・ユー・ザット)」「Million Dollar Bill(100万ドルの恋)」「It’s Not Right,But It’s Okay(イッツ・ノット・ライト, バット・イッツ・オーケイ)」など、ヒット曲のみに限って挙げるだけでも枚挙に暇がない。

アルバムでは、「Whitney Houston(そよ風の贈りもの)」「I’m Your Baby Tonight(アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト)」「The Bodyguard:Original Soundtrack Album(映画「ボディガード」・オリジナルサウンドトラックアルバム)」「Waiting To Exhale(ため息つかせて)」「The Greatest Hits(ザ・グレイテスト・ヒッツ)」「 Wish You Love:More from The Bodyguard(愛よ永遠に:映画「ボディガード」25周年記念)」など、多数。

また、たびたび来日し、日本の多くのファンを喜ばせてきた。日本武道館、福岡国際センター、大阪城ホール、横浜文化体育館、名古屋市総合体育館、横浜アリーナ、仙台市体育館、広島サンプラザ、福岡ドーム、東京ドーム、さいたまスーパーアリーナなどで、数多く公演を行っている。

女優として出演した映画には、ミック・ジャクソンが監督を務め、ケビン・コスナーとの共演を果たした1992年のラブ・ロマンティック映画「ボディガード」を始め、俳優でもあるフォレスト・ウィテカーが監督を務め、アンジェラ・バセットらと共演を果たした1995年のロマンティック・コメディ映画「ため息つかせて」、ペニー・マーシャルが監督を務め、デンゼル・ワシントンらと共演を果たした1995年のアメリカ映画「天使の贈りもの」などがある。特に、「ボディガード」では、自ら歌唱する主題歌「I Will Always Love You(オールウェイズ・ラヴ・ユー)」が数々の音楽賞を総なめにしたほか、挿入歌である「I Have Nothing(アイ・ハヴ・ナッシング)」や「Run To You(ラン・トゥ・ユー)」もアカデミー賞やグラミー賞など、主要な音楽賞に軒並みノミネートされた。

主な受賞歴に、グラミー賞(最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞、最優秀女性R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞、最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞)、ジュノー賞(最優秀インターナショナル・アルバム賞)、プライムタイム・エミー賞(音楽/バラエティ番組パフォーマー賞)、エコー賞(ホール・オブ・フェイム賞)など、枚挙に暇がなく、すべてをここに掲載するだけでも膨大なスペースを要する。

死因は、心臓発作による不慮の溺死であるとされている。48歳。ホテルの浴室で倒れているところを発見され、救急隊による懸命の蘇生措置にもかかわらず、助からなかった。のちに、体内からコカインが検出されたため、その影響による心臓発作により浴室に沈み、溺れてしまったと見られる旨の検視結果が発表された。

タイトルとURLをコピーしました