作曲家・指揮者(フランス)。「ピエール・ブゥレーズ」「ピエール・ブレーズ」などの表記も多い。フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)名誉総裁(創立者・元所長)。
1925年、フランス共和国オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ロワール県にあるモンブリゾン生まれ。フランスの首都パリにある芸術大学の1つ、パリ国立高等音楽・舞踊学校を中退後、ポーランド出身のユダヤ系音楽家・指揮者・作曲家であるルネ・レイボヴィッツに師事。徐々に指揮者として活動の幅を広げ、アメリカ5大オーケストラ(Big Five)の1つ、ニューヨーク・フィルハーモニックで音楽監督に就任するなどした。また、フランスの特別高等教育機関(グランテタブリスマン)であるコレージュ・ド・フランスにて教授も務めた。
主な受賞歴に、京都賞(思想・芸術部門)、グラミー賞(クラシック現代作品部門)、ウルフ賞(芸術部門)、高松宮殿下記念世界文化賞、グロマイヤー賞(作曲部門)などがある。
ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州のバーデン=バーデンにある自宅にて死去。死因などの詳細は不明。90歳。