(かんだようじ)
講談師。日本講談協会元理事。「坂本龍馬シリーズ」などの作品で知られている。かつては、エコー企画が発行していた情報雑誌「シティロード」の編集者なども務めていた。
1962年、兵庫県尼崎市生まれ。早稲田大学を卒業後、上述した「シティロード」の編集者や演劇担当、副編集長などを務めたのち、1990年に講談師である2代目神田山陽に入門。講談師として活動を始め、2003年に真打に昇進した。
2006年には、当時注目を集めていた「ホリエモン」こと堀江貴文氏をテーマに新作講談を上演する際、入場料を「当日のライブドア社株価の2倍」と設定。大きな話題を呼んだものの、ライブドア事件の影響により株価が大幅に下落したことで、161円の入場料となった(当然、収支は大赤字だった)。
講談師として活動する一方で、その喋りの巧みさを活かして声優としても活躍。「幻想のアルテミス」「さらば宇宙戦艦ヤマト – 愛の戦士たち」「ラーメン橋」といったゲームソフトで、数々のキャラクターの声やナレーションを担当した。
死因は、肝硬変であった。53歳。