中村歌江

(なかむらうたえ)
歌舞伎俳優。本名「中山幸男」(なかやまよしお)。

1932年に生まれ、1951年、19歳にして六世中村歌右衛門に入門。同年10月、「双蝶々曲輪日記」(ふたつちょうちょうくるわにっき)で大阪歌舞伎座にて舞台デビュー。1957年には、歌舞伎座「鏡山旧錦絵」の腰元左枝などで加賀屋歌江(2代目)を襲名、名題昇進を果たした。1996年に中村歌江(初代)に改名し、幹部昇進。2008年には、文化庁長官表彰を受けている。そのほかの受賞歴に、眞山青果賞助演賞(1997年)、国立劇場優秀賞(2001年)、国立劇場特別賞(2008年)、日本俳優協会賞特別賞(2013年)などがある。

また、「シネマ歌舞伎」のシリーズ20作目として2013年に劇場公開された松竹映画「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子」に、「局・吉野」役で出演している。

死因は、肺炎であった。83歳。

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