ミルト・パパス

元プロ野球選手(アメリカ)。投手として、メジャーリーグで17年間活躍し、通算で209勝を挙げるなどの功績で有名。そのほか、ノーヒットノーラン(無安打無得点試合)も達成している。

アメリカ合衆国・ミシガン州にある高校を卒業後、1957年、ボルチモア・オリオールズに入団。剛腕の右投げ投手として人気を博し、その後はシンシナティ・レッズ、アトランタ・ブレーブス、シカゴ・カブスへと移籍しながら活躍を続けた。

最後の所属球団となったカブスでは、1972年のパドレス戦においてノーヒットノーランを記録。パーフェクトゲーム(完全試合)まであと1人だったものの、9回ツーアウトより四球(フォアボール)を与えてしまったことで知られている。それでもプロ入り16年目のベテランによる快挙は、当時大きな話題となった。

オールスターゲームにも3回出場するなど、記録にも記憶にも残る選手だった。プロ通算で520試合に登板、209勝164敗、防御率は3.40。意外なことに年間での20勝は1度も記録していないが、それでも200勝を達成した初めての投手となっている。1973年のシーズンをもって、惜しまれながら現役を引退した。

アメリカ合衆国・イリノイ州にある自宅にて死去。死因は、老衰であった。76歳。

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