坪井清足

(つぼいきよたり)
考古学者。公益財団法人元興寺文化財研究所・元所長、並びに元理事長。奈良国立文化財研究所・元所長。勲三等旭日中綬章受章者。文化功労者。日本の埋文行政における生みの親、さらには育ての親と呼ばれて称えられた。

京都府京都市に本拠を構える京都大学の前身である京都帝国大学を卒業後、同大学大学院に進む。学校への勤務などを経て、1955年、奈良国立文化財研究所に入る。その後、1977年から1986年まで、同所所長を務めた。

また、上述した役職のほか、財団法人大阪府文化財調査研究センター(現在の公益財団法人大阪文化財センター)の理事長といった要職も歴任した。

著書に、「平城宮」「陶磁大系」「飛鳥寺」「古代追跡」「古代日本を発掘する」「古代を考える」「東と西の考古学」「埋蔵文化財と考古学」などがある。

主な受賞歴に、朝日新聞社、および公益財団法人朝日新聞文化財団が創設した朝日賞(1991年度)を始め、大阪文化賞、NHK放送文化賞などがある。

死因は、急性心不全であった。94歳。

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