シドニー・シャンバーグ

ジャーナリスト(アメリカ)。映画「キリング・フィールド」(The Killing Fields、1985年)のモデルとなったことで有名。アメリカ合衆国のメディアにおける報道や作曲・文学などの功績に対して授与されるピューリッツァー賞の受賞者としても知られている。そのほか、ジョージポーク賞・海外記者クラブ賞・シグマデルタチー(Sigma Delta Chi)賞など、数々の受賞歴がある。なお、ピューリッツァー賞は「ピュリツァー賞」などと表記・発音されることも多い。

映画「キリング・フィールド」は、ニューヨーク・タイムズ・カンパニーが発行する高級日刊新聞「ニューヨーク・タイムズ」の特派員・記者として、1970年代にカンボジア内戦を取材した当人の体験などに基づいた実話を映像化したもの。ポル・ポト政権の下で、カンボジア人である助手と離れ離れになってしまうものの、その後の大虐殺を生き延びて助手との再会を果たすという内容が高く評価され、アカデミー賞3部門(撮影賞・編集賞・助演男優賞)を獲得している。また、当人はこの映画のベースとなった取材により、ポル・ポト派によるプノンペン陥落について伝え、ピューリッツァー賞を受賞した。

アメリカ合衆国大西洋岸中部のニューヨーク州・ポキプシーにて死去。死因は、心臓発作と思われる。82歳。直接の死因は明確になっていないものの、直前に心臓発作を起こしたとされている。

タイトルとURLをコピーしました