川島道行

(かわしまみちゆき)
ミュージシャン。2人組のロックユニット「BOOM BOOM SATELLITES」(ブンブンサテライツ、通称ブンサテ)のメンバー(ボーカル・ギター)。女優である須藤理彩の夫。

岩手県盛岡市に生まれ、21歳となる1990年に「BOOM BOOM SATELLITES」を結成。1997年に、まず西ヨーロッパ・ベルギーのレコード会社である「R&Sレコーズ」よりデビューを果たし、日本ではその翌年となる1998年に、ソニー・ミュージックエンタテインメントの制作部門であるソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ(Sony Music Associated Records)よりデビューするという、若干変わった経歴がある。

「BOOM BOOM SATELLITES」は、電子音による未来的な音楽が特徴で、アカデミー賞を受賞したアメリカの映画「ダークナイト」にも楽曲を提供するなど国外でも人気だった。発表シングルに「Push Eject」「FOGBOUND」「SOLILOQUY」「BLINK」「EASY ACTION」「LAY YOUR HANDS ON ME」など。アルバムには、「OUT LOUD」「JOYRIDE」「PHOTON」「FULL OF ELEVATING PLEASURES」「EXPOSED」「EMBRACE」「TO THE LOVELESS」「SHINE LIKE A BILLION SUNS」など。

そのほか、アニメ映画である「アップルシード」や、ソリッド・シチュエーション・スリラーとして日本でも大きな話題となった映画「ソウ(SAW)」シリーズの完結編「ソウ ザ・ファイナル 3D」のサントラなども手掛けている。

死因は、脳腫瘍であった。47歳。デビュー直後より脳腫瘍を患い、度々の再発によって手術を繰り返していたものの、その度に復帰し元気な姿を見せていた。亡くなる前年となる2015年には、実に5度目となる脳腫瘍再発の診断を受け、音楽活動を休止して自宅療養に専念していたものの、ついに復帰は叶わなかった。

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