アーシュラ・K・ル=グウィン

小説家・ファンタジー作家・SF作家(アメリカ)。フルネームである「アーシュラ・クローバー・ル・グウィン」を始め、「アーシュラ・K・ル・グウィン」「アーシュラ・K・ル=グイン」「アーシュラ・K・ル・グィン」など様々な表記がある。「所有せざる人々」や「闇の左手」などのSF作品で有名。SF界の女王とも呼ばれた。その功績から、2021年には「アーシュラ・K・ル=グウィン文学賞」の設立に至った。アメリカ芸術文学アカデミー会員。

ローカス賞、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、ボストン グローブ・ホーン・ブック賞、マーガレット・A・エドワーズ賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、シオドア・スタージョン記念賞、アメリカSFファンタジー作家協会グランド・マスター賞など、多数の受賞歴がある。

小説の代表作品に「ゲド戦記」「ロカノンの世界」「言の葉の樹」「世界の合言葉は森」「どこからも彼方にある国」「素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち」「オールウェイズ・カミング・ホーム」「コンパス・ローズ」「世界の誕生日」など多数。その他、「いちばん美しいクモの巣」などの絵本や、「夜の言葉‐ファンタジー・SF論」「文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室」「暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて」などのエッセイがある。

特に「ゲド戦記」は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画の原作として、日本でも映像化されたことで知られている。

自宅にて死去。死因は老衰と思われるが、詳細は不明。88歳。数ヶ月体調不良が続いた後、安らかに亡くなったとのこと。

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