ドナルド・キーン

日本学者・日本文学者・文芸評論家。コロンビア大学名誉教授。東北大学名誉博士・杏林大学名誉博士・ケンブリッジ大学名誉博士・早稲田大学名誉文学博士。

日本文学における世界的な権威として有名。また、日本文化研究における第一人者としても知られている。特に、英語圏へ向けた日本文化の紹介に関して多大な功績を残した。

文化功労者である他、勲三等旭日中綬章・勲二等旭日重光章・文化勲章、新潟県柏崎市名誉市民・東京都北区名誉区民など、名誉は計り知れない。なお、文化勲章の受章は、外国人の学術研究者としては史上初となる。

菊池寛賞・国際出版文化賞・国際交流基金賞・読売文学賞・日本文学大賞・全米文芸評論家賞・NHK放送文化賞・朝日賞・コミュニケーション・リーダーシップ賞・日本PR大賞パーソン・オブ・ザ・イヤーなど、受賞歴も多数。

著書に「日本人の西洋発見」「日本を理解するまで」「音楽の出会いとよろこび」「古典を楽しむ―私の日本文学」「私が日本人になった理由 日本語に魅せられて」「ドナルド・キーンのオペラへようこそ！われらが人生の歓び」「「ニューヨーク・タイムズ」のドナルド・キーン」「日本を寿ぐ 九つの講演」「悼友紀行―三島由紀夫の作品風土」「対談 世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る」など多数。

死因は、心不全であった。96歳。