野村克也

(のむらかつや)
元プロ野球選手(捕手)・指導者・監督・野球解説者・野球評論家。「サッチー」と呼ばれ親しまれたタレントである野村沙知代の夫。元プロ野球選手でスポーツアドバイザーを務めるケニー野村、および同じく元プロ野球選手である野村克則、さらには同じく元プロ野球選手で交渉代理人や仲介人などを務めるダン野村の父。

選手時代には、史上2人目、パシフィック・リーグ初、さらには捕手として世界プロ野球史上初の三冠王達成など、輝かしい記録を残した。南海ホークス・ロッテオリオンズ・西武ライオンズでプレイし、通算成績は稼働26年間で3,017試合に出場、2,901安打、ホームラン657本、盗塁117、打率2割7分7厘。

受賞した栄誉やタイトルには、上述した三冠王を含め、首位打者1回、ホームラン王9回、打点王7回、最多安打1回、ダイヤモンドグラブ賞1回、MVP(最優秀選手賞)5回、ベストナイン19回など。そのほか、日本シリーズ敢闘賞、野球殿堂競技者表彰、パ・リーグ特別表彰など、枚挙に暇がない。

指導者としても、南海ホークス・ヤクルトスワローズ・阪神タイガース・楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任し、何度もリーグ優勝や日本一に導いた。データや頭脳を駆使した緻密な計算を基に戦術を展開する「ID野球」を掲げ、結果を残してきたことでも有名。稼働24年間で3,204試合の指揮を執り、通算成績は1,565勝1,563敗76引き分け、勝率5割0分0厘3毛。シーズンAクラス12回、Bクラス12回。

死因は、虚血性心不全であった。84歳。東京都世田谷区の自宅で入浴中、浴槽にて意識不明の状態でいるところを家政婦により発見され、病院に緊急搬送されたものの亡くなっていることが確認された。奇しくも、妻である野村沙知代と同様の死因、同じような亡くなり方であった。

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