古井由吉

(ふるいよしきち)
小説家・随筆家・ドイツ文学者。日本文学史上、1930年代に生まれ、1965~1974年に台頭した「内向の世代」と呼ばれる作家たちのうちの代表的な1人。

主な受賞歴に、芥川龍之介賞(芥川賞)を始め、日本文学大賞・読売文学賞・谷崎潤一郎賞・毎日芸術賞・川端康成文学賞など。

代表的な作品に、「聖」「栖」「親」の三部作を始め、「円陣を組む女たち」「行隠れ」「椋鳥」「哀原」「女たちの家」「明けの赤馬」「山躁賦」「白髪の唄」「陽気な夜まわり」「聖耳」「夜明けの家」「やすらい花」「ゆらぐ玉の緒」「われもまた天に」などの多数の小説や、「招魂のささやき」「魂の日」「ムージル – 観念のエロス」「半日寂寞」「折々の馬たち」「始まりの言葉」「書く、読む、生きる」「半自叙伝」などの評論・随筆がある。また、ムジール「愛の完成、静かなヴェロニカの誘惑」などの翻訳も行った。

自宅にて死去。死因は、肝細胞癌であった。82歳。

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