藤沢周平

(ふじさわしゅうへい)
作家・小説家。エッセイストである遠藤展子の父。主に江戸時代を舞台とした時代小説を数多く執筆したことで有名。紫綬褒章受章者。

受賞歴に、オール讀物新人賞、直木三十五賞、芸術選奨文部大臣賞、吉川英治文学賞、朝日賞、菊池寛賞、東京都文化賞、中国の魯迅文学賞などがある。その他、山形県県民栄誉賞や、鶴岡市特別顕彰も受けている。

主な作品に、「用心棒日月抄」「漆黒の霧の中で」「獄医立花登手控え」「隠し剣孤影抄」「闇の梯子」「時雨のあと」「竹光始末」「義民が駆ける」「暁のひかり」「喜多川歌麿女絵草紙」「一茶」「回天の門」「驟り雨」「雪明かり」「神隠し」「出合茶屋」「霜の朝」「よろずや平四郎活人剣」「密謀」「海鳴り」「風の果て」「花のあと」「たそがれ清兵衛」「市塵」「夜消える」「静かな木」「江戸おんな絵姿十二景」「小説の周辺」「ふるさとへ廻る六部は」「甘味辛味」などがある。

また、著作は多くの映画やテレビドラマとして映像化されており、その代表的な作品に、映画では、「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「蝉しぐれ」「花のあと」「帰郷」「一茶」などがある。また、テレビドラマでは、「悪党狩り」「宿命剣鬼走り」「神谷玄次郎捕物控」「清左衛門残日録」「腕におぼえあり」「藤沢周平の用心棒日月抄」「風の果て」「よろずや平四郎活人剣」「三屋清左衛門残日録」「小さな橋で」「小ぬか雨」などがある。

さらに、「若き日の唄は忘れじ」「腕におぼえあり」「春秋山伏記」「蝉しぐれ」「思案橋」「海鳴り」など、宝塚歌劇団や劇団俳優座、劇団民藝などが演じる舞台となった作品も多数存在する。

その他、「父・藤沢周平との暮し」「藤沢周平 父の周辺」(娘である遠藤展子によるもの)を始め、「藤沢周平という生き方」「藤沢周平 「海坂藩」の原郷」「藤沢周平「人はどう生きるか」」「藤沢周平のこころ」「藤沢周平のすべて」「藤沢周平の読書遍歴」など、本人の功績や生き様をテーマとした論評などの関連文献多数。

国立の医療センターにて死去。死因は、肝不全であった。69歳。

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