藤山一郎

(ふじやまいちろう)
歌手・作曲家・声楽家・指揮者。また、扱える楽器はピアノ・オルガン・アコーディオンといった鍵盤楽器の他、ヴァイオリン・トランペット・ドラムなど多岐に渡る。日本歌手協会理事・元会長。

「青い山脈」を始め、「東京ラプソディ」「丘を越えて」など、格調高い綺麗な歌声によって数々のヒット曲を生み出した。年末の恒例行事として日本国民にはお馴染みのNHK紅白歌合戦には、第1回(1950年)から第43回(1992年)まで、歌手もしくは指揮者として連続出演するという偉業を成し遂げている。

紫綬褒章・勲三等瑞宝章・社会教育功労章・日本赤十字社特別有功章受章者。また、国民栄誉賞の他、日本レコード大賞特別賞・NHK放送文化賞などを受賞している。

代表的な発表曲(自ら歌唱)には、上述の「青い山脈」「東京ラプソディ」「丘を越えて」を始め、「美しきスパニョール」「長崎の鐘」「決戦の大空へ」「翼の凱歌」「銀座セレナーデ」「酒は涙か溜息か」「影を慕いて」「ゆらりろの唄」「山のかなたに」「チェリオ!」「オシャカサン」「躍る太陽」「星かげのワルツ」「オリンピックの歌」「ラジオ体操の歌」「海をこえて友よきたれ」「娘が嫁に行くと云う」「青い背広で」「青春日記」「懐かしのボレロ」「さつきの歌」「紀元二千六百年」「ブンガワン・ソロ」「興亜行進曲」「大東亜決戦の歌」「今日も幸せありがとう」など多数。

また、作曲を手掛けた楽曲として、「ラジオ体操の歌」「名鉄運輸株式会社社歌」「新座音頭」「朝霞市立朝霞第一小学校校歌」「めぐろ・みんなの歌」「松下電工株式会社社歌」「志摩市立和具中学校校歌」「西鉄ライオンズの歌」「阪急ブレーブス応援歌」「甲斐市立竜王北小学校校歌」「新座市立第五中学校校歌」浜松市立蜆塚中学校校歌」などがある。

著書に、「歌声よひびけ南の空に」「私の履歴書」など。

急性心不全のため。82歳。

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