橋田壽賀子

(はしだすがこ)
脚本家・劇作家・タレント。静岡県熱海市の名誉市民。文化功労者。脚本家として初めての文化勲章受章者。紫綬褒章・勲三等瑞宝章・文化勲章受章者。

「春日局」や「渡る世間は鬼ばかり」の脚本で特に有名だが、他の代表作として、「愛と死をみつめて」「ママ日曜でありがとう(シリーズ)」「おんなの家(シリーズ)「時間ですよ」といった東芝日曜劇場における数多くの作品や、「おんな太閤記」「おしん」「いのち」「おんなは度胸」「春よ、来い」「なるようになるさ。」シリーズなどがある。泉ピン子・赤木春恵・えなりかずきなど、担当した作品に起用されることの多い役者は総じて「橋田ファミリー」の一員と呼ばれていた。

上述以外に手掛けたテレビドラマ作品に、「ただいま11人」「あしたこそ」「泣いてたまるか」「君は心の妻だから」「たんぽぽ」「ほんとうに」「男が家を出るとき」「結婚」「夫婦」「心」「番茶も出花」「となりの芝生」「百年の物語」などがある。

映画では、「郷愁」「長崎の鐘」「砂糖菓子が壊れるとき」「姉妹」「風の慕情」など。

舞台では、「かたき同志」「お嫁に行きたい」「女たちの忠臣蔵」「となりの芝生」「おんなは一生懸命」「女の言い分」「おんなの家」など。

著書(共著を含む)に、「四季の家」「愛の孤独」「幸せのとなり」「道」「夫婦」「母たちの遺産」「離婚」「見合い結婚」「おしん人生訓」「女たちの忠臣蔵」「男が家を出る時」「新となりの芝生」「女たちの百万石」「結婚する手続き」「優しさをすこし」「旦那さま大事」「花のこころ」「ひとりが、いちばん!頼らず、期待せず、ワガママに」「ハルとナツ」「夫婦の格式」「簡素が、いちばん!」「安楽死で死なせて下さい」「旅といっしょに生きてきた」「女の言い分」「渡る世間は・・・(石井ふく子との対談エッセイ)」「魔の季節」「おしん人形」などがある。

受賞歴に、松尾芸能賞(大賞)、NHK放送文化賞、菊池寛賞、モンブラン国際文化賞、毎日芸術賞(特別賞)、東京都文化賞、日本女性放送者懇談会賞など、多数。

静岡県熱海市内にある病院にて死去。死因は、急性リンパ腫であった。95歳。同病により、1ヶ月以上前より入院し、治療に専念していたが、復帰することはできなかった。

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