サトウサンペイ

漫画家・随筆家(エッセイスト)。サラリーマンの日常や世相を描いた作品を数多く発表したことで、「サラリーマン漫画」の創始者として親しまれ、人気を博した。紫綬褒章・旭日小綬章受章者。

最も有名な代表作品として、朝日新聞に連載されていた4コマ漫画である「フジ三太郎」がある。同作品はテレビドラマ化も果たし、1968年から1969年にかけてTBS系列で放送された。主演は坂本九、脇を固める出演者に宮本信子、矢崎友紀、塩沢とき、車だん吉など。

そのほかの漫画作品に、「大阪の息子」「インスタントマダム」「アサカゼ君」「ランチ君」「スカタンCO.」「夕日くん」などがある。

また、エッセイ(随筆)としての著作は、「スマートな日本人」「ドコカへ行こうよ」「ドタンバのマナー」「食べ物さん、ありがとう」「ドタンバの神頼み」「フジ三太郎旅日記」「パソコンの「パ」の字から」「見たり、描いたり。」「操体法入門」「人生いつも初体験」など、多数。

映像化された作品には、上述した「フジ三太郎」を始め、「夕日くん」(なべおさみ主演による東宝映画)、「ドタンバのマナー」(1984~1987年にフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ)などがある。

主な受賞歴に、日本漫画家協会賞(特別賞)、東京都民文化栄誉賞、文藝春秋漫画賞など。

東京都立川市にある病院にて死去。死因は、誤嚥性肺炎であった。91歳。

タイトルとURLをコピーしました