寺沢武一

(てらさわぶいち)
漫画家。幅広く人気を集めるSF漫画「コブラ」などの作品で有名。

1977年に集英社の「週刊少年ジャンプ」で読み切り作品として発表された「コブラ」は、翌年11月より連載が開始され、アニメーションとして映画やテレビで映像化された。同作品の単行本はこれまでに3,000万部以上の売り上げを誇る。

その後、「BLACK KNIGHT バット」や「武 TAKERU」など、鮮やかな彩色やフルCGを駆使した作品により、パソコンやデジタルテクノロジーを取り入れた漫画家の先駆けとなり、デジタル漫画というジャンルを生み出した。

その他の代表作品には、「シグマ45」「鴉天狗カブト」「ゴクウ」「新撰組GUNDRAGONシリーズ」などがある。

死因は、心筋梗塞であった。68歳。死去の事実は、株式会社寺沢プロダクションの公式X(旧名称:Twitter)にて、代表の古瀬学氏により伝えられた。2003年に、1998年より悪性の脳腫瘍を発症していたことなどを公表し、抗癌剤や放射線による治療を行い、リハビリを繰り返していることを明かしていた。晩年は、その後遺症などにより車椅子生活を送っていた。

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