ルドルフ・アイズレー

歌手・ミュージシャン(アメリカ)。アメリカのR&Bグループである「アイズレー・ブラザーズ」の創設メンバー(バッキング・ボーカル担当)。

「アイズレー・ブラザーズ」は、1954年頃、当人(ルドルフ・アイズレー、次男)及びオーケリー・アイズレー(長男、バッキング・ボーカル担当)、ロナルド・アイズレー(三男、リード・ボーカル担当)、ヴァーノン・アイズレー(四男、リード・ボーカル担当)によってボーカル・グループとして結成され、幼年時代から教会で歌っていたその経験を活かしつつ活動を開始した。しかしながら、その1年後に、当時13歳だった四男ヴァーノン・アイズレーが交通事故で亡くなり、活動を一時休止した。

1957年、故郷であるオハイオ州シンシナティからニューヨークへ拠点を移して活動を再開。「The Cow Jumped Over the Moon」や「Angels Cried」を発表、さらにはRCAレコードと契約するなど着々とキャリアを重ね、1959年にはゴスペル・ソウルである「シャウト(Shout)」を大ヒットさせた。

その後、五男のアーニー・アイズレー(ギター担当)や、六男のマーヴィン・アイズレー(ベース担当)、ルドルフ・アイズレーの妻の弟(義弟)であるクリス・ジャスパー(キーボード担当)などもメンバーに加わりながら、1975年のアルバム「ヒート・イズ・オン」や2003年のアルバム「ボディ・キス」がビルボード・アルバム・チャート「Billboard 200」の首位を獲得するなどの活躍を続けた。

1989年、当人(ルドルフ・アイズレー)は、グループを脱退、長年の夢であった聖職(クリスチャンの牧師)に就いた。また、「アイズレー・ブラザーズ」は1992年、ロックンロールの発展に貢献し、その歴史に影響を及ぼした人物やグループを称える「ロックの殿堂」入りを果たしている。

「アイズレー・ブラザーズ」の主なディスコグラフィに、上述した「The Cow Jumped Over the Moon」「Angels Cried」「Shout」の他、「The Fabulous Isley Brothers」「Twist&Shout」「Doin’ Their Thing」「Soul on the Rocks」「It’s Our Thing」「In the Beginning」「The Isleys Live」「Giving It Back」「3+3」「The Heat Is on」「Live It Up」「Showdown」「Grand Slam」「Inside You」「Masterpiece」「Between the Sheets」「Spend the Night」「Mission to Please」「Eternal」「Body Kiss」「Make Me Say It Again,Girl」などがある。

自宅にて死去。死因は、心臓発作と見られている。84歳。就寝中、安らかに息を引き取ったとのこと。

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