フランク・ハワード

元プロ野球選手(外野手)・監督・コーチ(アメリカ)。メジャーリーグの他、日本でもプレイしたことがある。

アメリカ合衆国・オハイオ州中央部に位置するコロンバス生まれ。オハイオ州立大学時代には、野球と共にバスケットボールでも頭角を現し、全米プロバスケットボール協会(NBA)に所属するプロチームからドラフト指名を受けるほどの実力を有していたが、野球選手としての道を選択。1958年にロサンゼルス・ドジャースよりメジャーデビューを果たした。

以後、ワシントン・セネタース、テキサス・レンジャーズ、デトロイト・タイガースと渡り歩き、メジャーリーグでの通算成績は、稼働16年で1,895試合に出場、1,774安打、ホームラン382本、打点1,119、盗塁8、打率2割7分3厘。1968年及び1970年にはホームラン王にも輝いている。

1974年、これらの実績を引っ提げ、最高レベルの長距離砲として鳴り物入りで来日し、太平洋クラブライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)に入団。当時としては破格の年俸8万ドルでの契約で、2mを超える身長から「あしながおじさん」と呼ばれて期待されたが、ひざの故障のために出場は1974年4月6日の開幕戦1試合のみ(打席には3度立ったが、無安打・1四球で、途中交代)。5月には帰国してしまった。

その後は、ミルウォーキー・ブルワーズ、サンディエゴ・パドレス、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、タンパベイ・デビルレイズなどで監督・コーチを務めた。

死因などの詳細は不明。87歳。

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