泉昭二

(いずみしょうじ)
漫画家。かつて存在した東京府・東京市の荒川区(現・東京都荒川区)出身。

法政大学を卒業後、サラリーマン生活を経て、1969年、朝日学生新聞社が発行している小学生向け日刊新聞「朝日小学生新聞」(通称・朝小、あさしょう)で4コママンガである「ジャンケンポン」の連載を開始。小学5年生・6年生の女の子であるジャンと、3年生・4年生の男の子であるケン、幼稚園児の男の子であるポンという、3兄弟の日常生活を描いたユーモアに溢れた内容で、子供世代を中心に多くの人々に親しまれた。

その後、長きに渡って「ジャンケンポン」の連載は続き、2010年代に入って最長寿を誇る新聞漫画作品として注目を集める。2016年には連載回数が1万5,000回を超え、2017年に「1つの4コママンガとして最も多く発行された回数」(Most Strips Published For The Same Yonkoma Manga Series)としてギネス世界記録に認定されたことで世界にその名が知られた。なお、それまでの記録は、毎日新聞に連載されていた加藤芳郎氏の「まっぴら君」だった。

2023年3月末をもって「ジャンケンポン」の連載は終了となったが、その数は16,383回に達し、この数字でギネス記録も更新された。

「ジャンケンポン」の他、主な著作に、「出発進行」などがある。

主な受賞歴は、日本漫画家協会賞(優秀賞)、日本漫画家協会賞(特別賞)など。

死因は、老衰であった。91歳。

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