近藤孝男

(こんどうたかお)
生物学者・理学博士。名古屋大学名誉教授。特に、あらゆる生物に内在する体内時計(体内リズム)を研究する学問分野「時間生物学」が専門であり、体内時計機能を司る蛋白質及び遺伝子を発見するなど、その分野の発展に大きく貢献したことで知られている。 紫綬褒章・瑞宝重光章受章者。文化功労者。

愛知県岡崎市に拠点を構える大学共同利用機関「基礎生物学研究所」助手を始め、名古屋大学大学院・理学研究科教授・特任教授、及び同研究科長などの要職を歴任した。

主な受賞歴に、公益財団法人「木原記念横浜生命科学振興財団」による木原記念財団学術賞を始め、中日新聞社による中日文化賞や、日本植物生理学会賞(学術賞)、 アショフ・本間賞、文部大臣表彰科学技術賞、日本学士院賞、朝日賞などがある。

著書に、「時計遺伝子の分子生物学」「シアノバクテリア」「植物が未来を拓く」など。

病院にて死去。死因は、肺炎であった。75歳。

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