蓮見清一

(はすみせいいち)
実業家・企業家。東京都千代田区の出版社である株式会社宝島社(創業当時は株式会社ジェー・アイ・シー・シー、通称・JICC出版局)の創業者として有名。

早稲田大学を卒業後、1971年に宝島社の前身となる株式会社ジェー・アイ・シー・シーを設立。3年後の1974年に出版事業に参入し、のちに看板雑誌となる月刊カルチャー誌「宝島」を復刊した。1993年に社名を株式会社宝島社に変更。「宝島」のほか、ファッション雑誌「CUTiE」(キューティ)や、高級ブランドとのコラボレーションによる付録アイテムが話題となった「sweet」などを刊行。現在刊行している雑誌は15誌に上る。

2002年には、ミステリー作家の登竜門として定着した「このミステリーがすごい!」大賞を創設。新人作家の発掘・育成にも尽力した。また、2010年10月には、村上龍と小池栄子が進行役を務め、テレビ東京系列で放送されている人気トーク番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」に出演。その際のタイトルは、「売れる雑誌を創れ!宝島社の挑戦」であった。

還暦を迎えたことを機に乗馬を始め、数十kmのコースを数時間かけて騎乗するエンデュランス馬術競技の「TEVIS CUP」(テヴィス・カップ)にて、8回連続完走の記録を持っていることでも知られている。

関連書籍に、妻である蓮見明美が著した「アラビアン・ホースに乗って – ふたりで挑んだ遥かなるテヴィス -」などがある。

東京都内にある自宅にて死去。死因は、心不全であった。80歳。

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