イ・ソンギュン

俳優(韓国)。韓国・ソウル特別市に本部を構える国立大学「韓国芸術総合学校」で演劇を学び、2001年に卒業後、俳優としての道を歩み始める。

全世界で大ヒットし、日本でも絶大な人気を博した2019年のブラックコメディ映画「パラサイト・半地下の家族」にて、主人公家族の寄生(パラサイト)先となるIT社長役を演じていたことで特に知られている。そのほかの代表的な出演映画には、ビョン・ソンヒョンが監督を務め、ソル・ギョングとともにダブル主人公を演じた政治映画「キングメーカー・大統領を作った男」(2022年)や、キム・ソンフンが監督・脚本を手掛けた刑事モノのクライムサスペンス映画「最後まで行く」(2014年)などがある。そのほか、数多くのテレビドラマでも活躍した。

出演した映画には、上述したもののほかに、「ひとまず走れ」「いい人がいたら紹介させて頂戴」「僕は彼女をはなさない」「パーフェクト・マッチ」「菊花の香り」「初恋のアルバム」「お客様は王様」「ロマンチック・アイランド」「俺たちの街」「アバンチュールはパリで」「くだらないロマンス」「逮捕王」「教授とわたし、そして映画」「僕の妻のすべて」「ソニはご機嫌ななめ」「王様の事件手帖」「チョ・ピロ – 怒りの逆襲」「サイレンス」「ヘウォンの恋愛日記」などがある。

また、テレビドラマでは、「千年の愛」「善良なあなた」「ラブホリック」「恋愛」「逃亡者イ・ドゥヨン」「クモ女の愛法」「白い巨塔」「ゴールデンタイム」「パスタ 〜 恋が出来るまで 〜」「ミス・コリア」「マイ・ディア・ミスター」「今週、妻が浮気します」「検事ラプソディ」「ペイバック – 金と権力」「Dr.ブレイン」などがある。

そのほか、「グリース」「ロッキーホラーショー」といった舞台にも出演するなど、幅広い活躍を見せていた。

主な受賞歴に、全米映画俳優組合賞(キャスト賞)、百想芸術大賞(男性最優秀演技賞)など。

死因は、自殺と見られているが、詳しい状況は分かっていない。48歳。ソウル市内の公園にて意識不明の状態で発見され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。家族には遺書のようなメモ書きが残されており、通報を受けて警察が付近を捜索したところ、停車中の車の中で倒れていたという。2ヶ月ほど前には、麻薬不法投薬の疑いなどで警察の捜査を受けていたことが大々的に報道されていたため(本人は容疑を否定)、関連が調査されている。

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