ロバート・C・シェリフ

作家・小説家・劇作家・脚本家。本名は「ロバート・セドリック・シェリフ」(Robert Cedric Sherriff)で、「ロバート・C・シェリフ」のほか、「ロバート・シェリフ」「R・C・シェリフ」などさまざまに表記される。第一次世界大戦をテーマとした戯曲「旅路の果て」(Journey’s End)で特に有名。ロンドン考古協会会員。王立文学協会会員。

イングランドのミドルセックス州ハンプトン・ウィックに生まれ、キングストン・グラマー・スクールを卒業後、保険会社への勤務などを経て、第一次世界大戦にて従軍。西部戦線における主要な戦いの1つと言われる「パッシェンデールの戦い」(「第三次イーペル会戦」「パッセンダーレの戦い」などとも呼ばれる)にて重傷を負う。以後、第一次世界大戦における自身の体験に基づき、上述した「旅路の果て」を書いたほか、さまざまな戯曲や小説を執筆した。また、1939年のアメリカ・イギリスのドラマ映画「チップス先生さようなら」(Goodbye, Mr. Chips)では脚本を担当し、アカデミー賞(脚色賞)にノミネートされている。

主な戯曲作品に、たびたび触れた「旅路の果て」のほか、「Cornlow-in-the-Downs」「The Woods of Meadowside」「Two Hearts Doubled」「St. Helena」「Home at Seven」「Dark Evening」「The White Carnation」「The Telescope」などがある。

脚本を担当した映画作品には、上述した「チップス先生さようなら」を始め、「透明人間」「美女ありき」「The Night My Number Came Up」「四枚の羽根」「邪魔者は殺せ」「The Road Back」「純愛の誓い」「四重奏」「暁の出撃」「One More River」「The Ogburn Story」などがある。

死因などの詳細は不明。79歳。

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