江利チエミ

(えりちえみ)

歌手・女優・タレント。同じく女優を務め、東京少女歌劇などで活躍した谷崎歳子の娘。日本を代表する名優の1人である高倉健の元妻。

歌手として、デビュー曲「テネシーワルツ」や「「ツゥー・ヤング」などのヒット曲を生み出したほか、数々のテレビドラマや映画などで女優として活躍した。

発表したシングル曲には、上述した「テネシー・ワルツ」「ツゥー・ヤング」を始め、「サーカスの少女」「チャタヌギ・シュー・シャイン・ボーイ」「サンパギタ」「チエミの花売り娘」「歩いて帰ろう」「鍛冶屋のブルース」「ジングル・ベル」「君呼ぶワルツ」「思い出のワルツ」「ヴァイヤ・コン・ディオス」「アンナ」「スコキアン」「ウスクダラ」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」「恋人よわれに帰れ」「なつかしのリスボン」「ロック・アンド・ロール・ワルツ」「おてんばキキ」「ママ、ダンスを教えてね」「バナナ・ボート・ソング」「雨降る町を」「チャチャチャはすばらしい」「月のなぎさ」「君は我が運命」「黒田節」「木遣くずし」「グレンドーラ」「串かつソング」「さのさ」「ハウスボートのラブ・ソング」「深川くずし」「チエミの都々逸」「ハワイのクリスマス」「思い出のサンフランシスコ」「母さんにさわってみたい」「チエミのドンパン節」「しあわせすぎて」「ただひとすじのブルース」「北九州音頭」「涙と幸せ」「ガイ・イズ・ア・ガイ」「スワニー」「酒場にて」「恋の手ざわり」「お人好し」「バイバイ・ボーイ」「満ち潮」などがある。

アルバムでは、「チエミの民謡集」「チエミのスタンダード・アルバム」「チエミ・ラテンを歌う」「チエミ・アンド・ザ・デルタ・リズム・ボーイズ」「チエミの民謡ハイライツ」「チエミ・ゴールデン・アルバム」「チエミのすべて」「ベスト・オブ・チエミ」「チエミの民謡デラックス」「チエミのニューポップス」「チエミ・ポピュラー・ベスト・アルバム」「CHIEMI ERI & THE DELTA RHYTHM BOYS」「江利チエミとカウント・ベイシー」など。

日本放送協会(NHK)が主催する年末恒例行事「紅白歌合戦」には、実に16回(1953年から1968年まで連続)の出場歴を誇る。

女優として出演したテレビドラマには、「サザエさん」「咲子さんちょっと」「ちょっとまってパパ」「チエミのかわら版太平記」「ザ・ガードマン」「わたしはカモちゃん」「はじめまして」「桃太郎侍」「銭形平次」「吉宗評判記・暴れん坊将軍」「斬り捨て御免!」「ねぎぼうずの唄」「同心暁蘭之介(遺作)」などがある。

出演した映画には、「新やじきた道中」「猛獣使いの少女」「ハワイ珍道中」「チエミの初恋チャチャ娘」「ジャズ・オン・パレード」「ジャンケン娘」「ロマンス娘」「恐怖の空中殺人」「ジャズ娘誕生」「サザエさん」「続・サザエさん」「大当り三色娘」「サザエさんの青春」「サザエさんの婚約旅行」「サザエさんの新婚家庭」「サザエさんの赤ちゃん誕生」「サザエさんの脱線奥様」「サザエさんとエプロンおばさん」「ちいさこべ」「この首一万石」「咲子さんちょっと」「ひばり・チエミのおしどり千両傘」「ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば」「ちゃんばらグラフィティー・斬る!」「巣立ちのとき – 教育は死なず」など。

東京都港区にある自宅マンションにて死去。死因は、脳卒中および吐物が気管に詰まっての窒息(誤嚥)であった。45歳。寝室にてうつ伏せで倒れているところをマネージャが発見するも、既に亡くなっている状態だった。元々体調が悪かったことに加え、アルコールを摂取した上で風邪薬を飲み、寝入ってしまったことが一因と言われている。

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