エリオット・カーター

作曲家(アメリカ)。ジャンルは主に現代音楽。

世界的に名高いアメリカの私立大学であるハーバード大学にて学び、管弦楽のための組曲「惑星」などで知られるイギリスの作曲家であるグスターヴ・ホルストや、アメリカの作曲家であるウォルター・ピストンに師事した。その後、フランスのパリにおいて、作曲家および教育者(音楽教授)として20世紀における数々の著名な作曲家やアーティストを育て上げたナディア・ブーランジェからも音楽を学ぶ。

現代音楽の作曲家としてスターダムにのし上がったのは実に50代になってからだが、以後は息の長い作曲活動を続け、100歳を超えてもなお作曲家としての現役生活を維持していた。

主要な作品には、「ポカホンタス」「ミノタウルス」などのバレエ音楽、「管弦楽のための変奏曲」「ホリデイ序曲」などの管弦楽曲、「3つのオーケストラのための交響曲」「我は過ぎゆく希望の対価なり」などの交響曲、「管弦楽のための協奏曲」「クラリネット協奏曲」「ボストン協奏曲」「ホルン協奏曲」「フルート協奏曲」「カンバセーションズ」「モザイク」 「ダイアログ」などの協奏曲、「弦楽四重奏曲(第1番~第5番)」などの弦楽四重奏曲、「木管五重奏曲」「金管五重奏曲」「ピアノソナタ」「ヴィオラとピアノのラメのエレジー」「Fragment I for string quartet」「Clarinet Quintet」などの室内楽曲、「To Music for a capella choir」「Emblems for men’s chorus and piano」などの合唱曲、「考える鏡」「Mad Regales for six solo voices」「A Sunbeam’s Architecture」「What Are Years」といった声楽曲など、幅広いジャンルに渡って多数の楽曲がある。

主な受賞歴に、コロンビア大学が運営するアメリカの権威ある賞「ピューリッツァー賞」などがある。

アメリカ合衆国・ニューヨーク市のマンハッタン区ダウンタウンにある自宅にて死去。死因などの詳細は不明となっている。103歳。

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