モーリス・ロネ

俳優(フランス)。通算で100本以上の映画に出演し、1950年代から1960年代にかけてのヨーロッパ映画界を支えた第一人者として知られている。

フランスの南東部に位置する都市ニースに生まれ、ともに舞台俳優であったという両親の影響を受け、14歳にして早くも初舞台を踏む。その後、フランスの首都パリにある演劇専門の高等教育機関「フランス国立高等演劇学校」で演技を学び、ヌーヴェルヴァーグの監督仲間に敬愛されていたフランス人監督の1人であるジャック・ベッケルの目に留まったことで、映画デビューを果たす。

出演した主な映画には、「七つの大罪」「野性の誘惑」「ボルジア家の毒薬」「死刑台のエレベーター」「太陽がいっぱい」「 スパイ戦線」「鬼火」「カサブランカの夜」「輪舞」「勝利者」「名誉と栄光のためでなく」「殺意」「水色のビキニのマドモアゼル」「ペルーの鳥」「太陽が知っている」「女性たち」「暗黒街の仁義」「ザ・スカーレット・レディー」「野獣の匂い」「マルセイユ特急」「ドンファン」「華麗なる相続人」「チェイサー」「スフィンクス」「 愛しきは、女」「さよなら夏のリセ」などがある。

死因は、癌であった。55歳。

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