モーリス・ジャール

作曲家(フランス)。キーボーディスト・シンセサイザー奏者であるジャン・ミッシェル・ジャールの父。フランス共和国南東部のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏に位置するリヨン出身。

映画監督・脚本家であるジョルジュ・フランジュやピーター・ウィアーと組み、数々の作品において楽曲を担当したことで知られている。代表作には、デヴィッド・リーンが監督を務め、ピーター・オトゥールが主役を演じた1962年の歴史映画「アラビアのロレンス」や、ピーター・ウィアーが監督を務め、ロビン・ウィリアムズやイーサン・ホークが出演した1989年の青春映画「いまを生きる」、ジェリー・ザッカーが監督を務め、パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグらの出演で世界的人気となった1990年の恋愛映画「ゴースト/ニューヨークの幻」などがある。

楽曲を手掛けたその他の主な映画作品に、「顔のない眼」「史上最大の作戦」「素晴らしき恋人たち」「ドクトル・ジバゴ」「コレクター」「ダンケルク」「日曜日には鼠を殺せ」「プロフェッショナル」「グラン・プリ」「パリは燃えているか」「フィクサー」「戦うパンチョビラ」「地獄に堕ちた勇者ども」「裸足のイサドラ」「トパーズ」「レッド・サン」「ロイ・ビーン」「王になろうとした男」「ラスト・タイクーン」「ザ・メッセージ」「明日なき追撃」「タップス」「将軍」「トップ・シークレット」「病院狂時代」「砂漠のライオン」「刑事ジョン・ブック」「第5惑星」「マッドマックス」「インドへの道」「愛は霧のかなたに」「ワン・モア・タイム」「ジェイコブス・ラダー」「オンリー・ザ・ロンリー」「雲の中で散歩」「フィアレス」「太陽の雫」など、多数。その総数は、優に150を超えると言われている。

主な受賞歴に、ヨーロッパの映画に与えられる著名な栄誉であるヨーロッパ映画賞(世界的貢献賞)を始め、アカデミー賞作曲賞(1962年・1965年・1984年の3度受賞)などがある。なお、アカデミー賞には合計で9度のノミネート回数を誇る。

アメリカ合衆国・カリフォルニア州にあるロサンゼルスにて死去。死因などの詳細は不明。84歳。寝ている間に亡くなったとの情報もあり、老衰とも推測されるが、詳しいことは明らかになっていない。

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