草野心平

(くさのしんぺい)
詩人・随筆家(エッセイスト)。演劇・音楽・文芸などあらゆる芸術分野において特筆すべき功績を残した人物を顕彰する文化庁の特別機関「日本芸術院」会員。舞踏家で、日本を代表するフラメンコダンサーである草野櫻子の祖父。文化功労者。福島県いわき市名誉市民。文化勲章・勲三等瑞宝章受章者。

福島県石城郡(現在の福島県いわき市)に生まれ、慶應義塾普通部を中退後、中国に移住。広東省広州にある嶺南大学(現在の中山大学)に入学後、詩の創作活動を開始。詩人としての道を歩み始めた。

主な著作(共著・編著を含む)に、「三つの虹」「七つの愛と死」「ばあばらぶう」「運命の人」「茫々半世紀」「草野心平詩集」「大白道」「支那点々」「火の車」「宮澤賢治覚書」「カンガルーの子」「亜細亜幻想」「火の車随筆」「詩と詩人」「わが生活のうた・草野心平随想集」「こわれたオルガン」「富士山」「アベベの猫柳」「わが光太郎」「所々方々」「蛙の全体」「草野心平詩全景」「凹凸詩集」「仮想招宴」「雑雑雑雑」「詩集雲気」「口福無限」「茫々半世紀」「糸綢之路・シルクロード詩篇」「草野心平日記」「わが青春の記」「高村光太郎研究」「宮澤賢治研究」「日本の名随筆」「東北の旅」「高村光太郎と智恵子」などがある。

随筆(エッセイ)などでは、「詩と詩人」「アベベの猫柳」「私の中の流星群」「わが賢治」「蛙の全体」「止まらない時間のなかを」「小動物抄」「口福無限」「点・線・天」「所々方々」などがある。

そのほか、岩手県立水沢高等学校、宮城県河南町立鹿又中学校、福島県いわき市立小川小学校、栃木県宇都宮市立富屋中学校、茨城県古河市立三和北中学校、城西大学、別府大学、鳥取県江府町立奥大山江府学園、三重県立宇治山田高等学校、長野県佐久長聖中学校・高等学校、神奈川県藤沢市立長後中学校、明星大学、東京都練馬区立石神井小学校、東京都練馬区立練馬東中学校など、全国に渡る小学校・中学校・高校・大学の校歌の作詞も手掛けた。

埼玉県所沢市にある医療センターにて死去。死因は、急性心不全であった。85歳。数年来、脳梗塞に悩まされ、たびたび入退院を繰り返していた。

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