藤田敏八

(ふじたとしや)
映画監督・脚本家・俳優。女優である赤座美代子の元夫。大学卒業後、日活株式会社に入社し、元々は助監督や脚本家として活躍。その後、映画「非行少年 陽の出の叫び」にて監督デビューを果たした。なお、助監督・脚本家時代は、「藤田繁矢」(読み同じ)名義で活動していた。

主な受賞歴に、日本アカデミー賞(優秀脚本賞)を始め、日本シナリオ作家協会シナリオ賞、日本映画監督協会新人賞、山路ふみ子映画賞などがある。

自身が脚本家や監督として手掛けた作品には、「愛の渇き」「野良猫ロック ワイルド・ジャンボ」「八月はエロスの匂い」「にっぽん零年」「戦争を知らない子供たち」「バージンブルース」「妹」「実録不良少女」「ホワイト・ラブ」「スローなブギにしてくれ」「ダイアモンドは傷つかない」「波光きらめく果て」「リボルバー」「海燕ジョーの奇跡」などがある。

また、テレビドラマにおいては、「恐怖劇場アンバランス」「家庭の秘密 乱れる!」「大江戸神仙伝」など。

さらに、「瞳の中の訪問者」「ねらわれた学園」「四季・奈津子」「タンポポ」「滝廉太郎物語」「秋桜」「熱帯楽園倶楽部」などの映画や、「さよなら李香蘭」「ブルートレイン・ブルース」「腕におぼえあり」「白い巨塔」「琉球の風」「八代将軍吉宗」「ラブの贈りもの」「黒革の手帖」などのテレビドラマには、俳優として出演している。

晩年は肺癌の治療のために入院していたが、その最中に肝不全により亡くなった。65歳。

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