藤井直伸

(ふじいなおのぶ)
バレーボール選手。V.LEAGUE Division1の東レアローズにてセッターとして活躍。また、全日本代表として、ベスト8入りを果たした2021年の東京オリンピックにも出場していた。アジア選手権でのベストセッター賞受賞歴あり。

宮城県石巻市出身。順天堂大学1年のとき、実家が東日本大震災に見舞われ、津波によって流されてしまうという辛い経験をしている。バレーボールが続けられるような状況ではなかったが、学費免除という大学側の救済措置により選手を継続。その後、V.LEAGUE Division1の東レアローズに内定が決まった。

死因は、胃癌であった。31歳。2021年9月、同じくバレーボール選手だった佐藤美弥との結婚も発表し、順風満帆かと思われたが、その僅か5ヵ月後の2022年2月、ステージ4の胃癌を患い、脳にも転移していることが発表された。その後、チームメートが治療費のために募金を募るなど回復を祈り、本人もずっと闘病を続けてきたが、願い叶わず帰らぬ人となってしまった。

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