フランク・シナトラ

歌手(ジャズ・ポピュラー)・俳優・エンターテイナー。女優であるエヴァ・ガードナー、及び同じく女優のミア・ファローの元夫。歌手・女優であるナンシー・シナトラの父。大統領自由勲章受章者。

生涯で1,200を超える曲を歌い、60本以上の映画に出演したと言われている世界的なビッグネーム。ジャズ界や映画界を始め、エンターテイナーとして様々な分野で多彩な活躍を見せ、大きな影響を与えた。20世紀アメリカにおけるスターとして、マイケル・ジャクソンエルヴィス・プレスリーに肩を並べる存在と言われており、「ザ・ヴォイス」と呼ばれ世界中の人々から称えられた。また、暴力沙汰や女優との結婚・破局、マフィアとのブラックな噂など、数々のスキャンダルが絶えないキャリアの中、その度にそれを乗り越え、復活してきた。

受賞歴には、アカデミー賞(名誉賞、助演男優賞、ジーン・ハーショルト友愛賞)、ゴールデングローブ賞(助演男優賞、ミュージカル・コメディ部門男優賞、セシル・B・デミル賞)、全米映画俳優組合賞(生涯功労賞)などがある。

度々来日も果たし、日本武道館を始め、日比谷野外音楽堂、帝国劇場、東京ベイNKホール、ホテル・パシフィック、大阪城ホール、福岡ドーム、横浜アリーナなどで多くの公演を行った。

主な発表曲は、「オール・オア・ナッシング・アット・オール」「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」「あなたはしっかり私のもの」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」「マイ・ウェイ」「ニューヨーク・ニューヨーク」「追憶」「夜のストレンジャー」「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング」など多数。

主な出演映画には、「ラスヴェガスの夜」「どんどん高く」「芸人ホテル」「錨を上げて」「キッシング・バンディット」「私を野球へつれてって」「踊る大紐育」「野郎どもと女たち」「黄金の腕」「八十日間世界一周」「誇りと情熱」「夜の豹」「波も涙も暖かい」「影なき狙撃者」「テキサスの四人」「ペペ」「七人の愚連隊 」「勇者のみ」「カンカン」「トニー・ローム/殺しの追跡」「セメントの女」「キャノンボール2」「刑事」「裸のランナー 」「ザッツ・エンターテインメント」などがある。

死因は、多臓器不全であった。82歳。晩年は心臓発作を何度か発症するなど健康状態が芳しくなく、自宅にて治療に専念していた。

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