仁杉巌

(にすぎいわお)
実業家・鉄道技術者。元日本国有鉄道(国鉄)総裁・西武鉄道代表取締役社長。紫綬褒章・勲一等瑞宝章受章者。

東京市牛込区(現在の東京都新宿区)に生まれ、東京都文京区に本拠を構える国立大学である東京帝国大学を卒業後、国鉄技師として鉄道省に入る。橋梁技術にイノベーションを起こしたほか、新幹線建設などにも尽力。1965年に常任理事となる。

1971年、西武鉄道入社、顧問、専務取締役、副社長などを経て、1989年に代表取締役社長に就任。そのほか、日本鉄道建設公団総裁、プロ野球・西武ライオンズ球団のオーナー代行、エフエム埼玉(現在の株式会社エフエムナックファイブ)代表取締役社長、FKK(極東鋼弦コンクリート振興)取締役最高顧問などの要職を歴任した。

著書に、「挑戦 – 鉄道とコンクリートと共に六〇年」など。

東京都渋谷区にある病院にて死去。死因は、肺炎であった。100歳。

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