ニック・メンザ

ミュージシャン(アメリカ)。世界中で人気を博すへヴィメタルバンド「メガデス」(Megadeth)の元ドラマー(1989~1999年所属)として有名。ジャズ・サクソフォーン奏者で、作曲家・編曲家でもあるドン・メンザの息子。

18歳より本格的な音楽活動を開始し、ファンク、リズム・アンド・ブルース(R&B)、ジャズなどさまざまなジャンルにてキャリアを積んだあと、「メガデス」のオーディションに合格し、解雇されたチャック・ビーラーの後釜として加入した。迫力あるパフォーマンスにて同バンドの黄金期を支えるなど順風満帆に見えたが、1998年には膝を故障し療養生活を強いられ、音楽活動を休止せざるを得なくなった。翌1999年、代理メンバーだった元Y&T(ワイ・アンド・ティー、アメリカのハードロック・バンド)のジミー・デグラッソが正式メンバーになったことに伴い、「メガデス」を追い出される形となってしまう。2004年の「メガデス」再結成の際には、改めてドラマーとして参加したため、周囲も復帰するものと期待していたが、そのパフォーマンスが準備不足と判断されて最終的には解雇となった。

死因は、心臓発作であった。51歳。アメリカ・ロサンゼルスのジャズ・クラブでインストゥルメンタル・バンド「OHM」のメンバーとしてライブをしている最中に倒れ、そのまま亡くなってしまったという。

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