（まえだけん）
お笑い芸人・タレント・振付師・俳優。元アイドル歌手である松浦亜弥のモノマネなどで有名。
モノマネタレントとしてのイメージが強いが、東京都立農芸高等学校を卒業後、アメリカ合衆国・ニューヨークのマンハッタンに4年間留学して「ブロードウェイダンスセンター」にてレッスンを受けており、歌やダンスに関してもプロフェッショナルとしての技能を持つ。
上述した松浦亜弥以外にも、宇多田ヒカル、Crystal Kay、西田敏行、スティーヴィー・ワンダー、松田聖子、槇原敬之、荻野目洋子、ロナウジーニョ（サッカー選手）、椎名林檎、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソン、篠原涼子など、幅広いモノマネのレパートリーがある。
俳優として出演した映画には、「長い長い殺人」「ラーメンガール」「小森生活向上クラブ」「今日からヒットマン」「ゼブラーマン」「ギャルバサラ」「少女たちの羅針盤」「LIAR GAME」「ふるさとがえり」「愛と誠」「臨場（劇場版）」「ばななとグローブとジンベイザメ」「名無しの十字架」「ホコリと幻想」など。
出演したテレビドラマには、「X’masなんて大嫌い」「リアルシスター」「リモート」「怨み屋本舗（シリーズ）」「おとり捜査官・北見志穂」「薔薇のない花屋」「受験の神様」「女タクシードライバーの事件日誌」「メン☆ドル」「あんみつ姫2」「ママはニューハーフ」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「神児遊助のげんきのでる恋」「偉人の来る部屋」「女刑事音道貴子・凍える牙」「水戸黄門」「大魔神カノン」「鍵のかかった部屋 」「ラストマネー」「ダンダリン／労働基準監督官」「よろず占い処」「続・最後から二番目の恋」「牙狼 ＜GARO＞」「女はそれを許さない」などがある。
バラエティなどのテレビ番組では、「ものまねバトル」「爆笑オンエアバトル」「ガチャガチャポン！」「エンタの神様」「青い空が好きっ！」「いい旅・夢気分」「ものまねグランプリ」「フリフリSongBook」など。
そのほか、南野陽子の22作目となるシングル「はいからさんが通る」や、藤木直人の通算13枚目のシングル「HEY！FRIENDS」、AAAのアルバム収録曲「Champagne Gold」など、多数の楽曲における振り付けも担当している。
著書に、「それでも花は咲いていく」（小説、2011年に映画化も果たした）、「前田健の恋キャラ診断」などがある。
病院にて死去。死因は、虚血性心不全であった。44歳。飲食店での食事後、路上で突然倒れ、心肺停止状態で病院に搬送されていた。翌日には一時蘇生したものの、翌々日に亡くなってしまった。晩年は、不整脈を持病として抱えていたこともあって、体調不良に悩まされていたという。
