永田文夫

(ながたふみお)
音楽評論家・訳詞家。日本訳詞家協会会長。歌手(タンゴ歌手)である前田はるみの夫。

大阪府大阪市に生まれ、京都府京都市に本拠を置く国立大学である京都大学を卒業後、月刊誌「シャンソン」を発刊するシャンソン社を創設。主に中世吟遊詩人に端を発したフランス語の歌曲であるシャンソンの訳詞に尽力した。そのほか、各種メディアにて音楽評論も展開、多彩な活躍を見せた。

訳詞を手掛けた主な作品には、フランスの作曲家であるフランシス・レイが発表した1968年の楽曲「白い恋人たち」や、ブラジルのシンガーソングライターであるジョルジ・ベンが作曲したボサノヴァである「マシュ・ケ・ナダ」を始め、「愛の讃歌」「恋心」「わかっているよ」「暗いはしけ」などがある。

著書に、「世界の名曲とレコード(シリーズ)」「スクリーン・ミュージック」「アメリカン・フォークソング」「シャンソン – 世界の名曲とレコード」「ラテン・フォルクローレ・タンゴ」などがある。

死因は、虚血性心不全であった。89歳。

タイトルとURLをコピーしました