安部譲二

(あべじょうじ)
小説家・タレント。元暴力団員として、服役の経験などを著した自伝的小説「塀の中の懲りない面々」はとみに有名。また、日本航空でのスチュワード(客室乗務員)など、異色の経歴の持ち主でもある。実業家・エッセイストである遠藤瓔子の元夫。実業家・ゲームクリエイターである遠藤正二朗の父。

小説家として多くの著作を残した他、タレントとして数多くのテレビやラジオの番組でも活躍し、豪快なキャラクターでお茶の間の人気を博した。

上述の「塀の中の懲りない面々」の他、主な著作に「塀の中のプレイボール」「極道渡世の素敵な面々 28年間、この男たちに魅せられて」「塀の外の男と女たち」「ぼくのムショ修業」「さらば、極道」「殴り殴られ」「安部譲二の侠気塾」「ジェット・ストリーム」「曇りのち晴れ舞台 懲りないジョージのエンドレス・ライブ」「ちんぴら渡世」「懲役絵図師」「怪傑ゾロ目」「塀の上の曲芸師たち」「スゴめ、サラリーマン!」「女にすがって極道渡世 わが愛しの愚妻・悪妻・聖女・魔女…たち」「俺達は天使じゃない」「みみずのハナ唄」「プロ野球死んでもらいます 元極道の私だから言える」「男の条件 もっと強い男になりたい」「きのこ」「塀の外の懲りない二人」いつも命がけ!小説ジョージ川口物語」「突撃将棋十二番 トップ棋士との二枚落ち奮戦記」「心の塀は自分で越えろ 安部譲二の好かれたい人に好かれる法」「欺してごめん 私が舌を巻いた五人の詐欺師たち」「懲りない男と言われても…」「起きろ、寝ぼけトラ!愛しているから言う。」「こいつだけは許せねえ 世間に代わってワルを撃つ」「解決!ゴルフに懲りた人がうまくなる」「ジョージから愛をこめて」「アメリカ東海岸・談論風発」「想い出のゴロニャン」「ああ!!女が日本をダメにする」「幸福のすすめ “勇気”と“信念”で生きる」「ファイナル・ラウンド」「お金持ちは国の宝です 腹がたつこんな社会をどう生きる」「俺が痺れた男たち 日本快男児列伝」「母さん、ごめんなさい 母とグレた息子の物語」「オレの借金地獄 デフレ・リストラ、どんとこい!」「塀の内外喰いしんぼ右往左往」「ナンバーワンにならない生き方」「猫のシッポ」「馬主だけに儲けさせるな-ウラ側から見た馬券術」「渡世の学校」「「頭のいいワル」だから、人生うまくいく!」「裏も表もあるもんか。格差社会を出し抜く行動学」「もう、猫なしでは生きていけない。」「絶滅危惧種の遺言」「夢を、実現する。足を洗った俺の生き方、人生の拓き方 痛快語り下ろし」「人はなぜ生きるのか 生きていてよかったと思えるために」「大勝負 野村阪神VS長嶋巨人 男のプライドを賭けた最後の闘い」「日本の名随筆」「人生相談劇場」など。

「渋谷ホンキィトンク」「アプサラス」「愚連隊の神様、万寿十一伝説 紅蓮」「RAINBOW-二舎六房の七人-」など、漫画の原作も手掛けている。

死因は、急性肺炎であった。82歳。

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