ターザン後藤

(たーざんごとう)
プロレスラー。ワンショルダータイツであるリングスーツがトレードマーク。「後藤」(ごとう)の四股名で九重部屋に所属していた元大相撲力士でもある(同期には第61代横綱の北勝海らがいる)。

大相撲引退後、全日本プロレスに所属し、1981年にヒップアタックを得意とする越中詩郎との戦いでデビューを果たす。1983年には東京スポーツ新聞社が制定するプロレス大賞(新人賞)を受賞。

1989年には、「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」などで有名なプロレスラーで、のちに政治家も務める大仁田厚より誘いを受け、全日本プロレスを退団してFMW(フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング)に参加。大仁田厚と組んで、日本で初めて有刺鉄線デスマッチを行ったのも彼である。

その後、1990年にはそれをさらに発展させた上述の「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」を大仁田厚と行い、プロレス大賞における年間最高試合賞を受賞。この頃から以後数年間が、最も大きな人気を博す絶頂期となった。

得意技に、代名詞とも言える「ゴーストバスター」(垂直落下式のブレーンバスター)を始め、フェイスバスター、フライング・ボディプレス、ラリアットなどがある。また、凶器を使った反則攻撃も多用した。

主な獲得タイトルに、WFDA世界マーシャルアーツ王座、IWA世界ヘビー級王座、NWA世界タッグ王座、レッスルブレインタッグ王座、CWA世界タッグ王座などがある。

死因は、肝臓癌であった。58歳。

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