鶴澤寛也

(つるざわかんや)
女流義太夫三味線奏者。東京都生まれ。津田塾大学を卒業後、1984年に鶴澤寛八に入門し、翌1985年に初舞台を経験した。

国立劇場が主催する邦楽演奏会、NHKの芸能花舞台・古典芸能鑑賞会といった数々の演奏会への出演の他、歌手である石川さゆりのリサイタルや、しりあがり寿のライブパフォーマンスへの参加など、幅広く活躍した。また、義太夫節保存会会員・義太夫協会理事・国立劇場竹本研修講師・京都芸術大学非常勤講師などを歴任。さらに、「はなやぐらの会」の主宰者でもあった。

第25回伝統文化ポーラ賞奨励賞、1985年度および1988年度の人形浄瑠璃因協会奨励賞など、受賞歴も多数。2009年には、人間国宝(重要無形文化財・総合指定保持者)に認定された。

死因は、乳癌であった。62歳。

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