（すえまつけんいち）
実業家・企業家。明治時代～大正時代にかけて、内務大臣や逓信大臣などを歴任した政治家である末松謙澄の大甥にあたる。三井住友銀行名誉顧問。元さくら銀行（現・三井住友銀行）頭取。
東京大学卒業後、1948年に三井銀行の前身である帝国銀行に入行。1976年に取締役、さらには1988年に代表取締役社長に就任し、太陽神戸銀行との合併を主導の上、太陽神戸三井銀行（後にさくら銀行に行名変更）の初代頭取を務めた。その後、会長・相談役・常任顧問・特別顧問などを経て、2003年に名誉顧問に就任。
その他、全国銀行協会連合会会長、一般社団法人日本経済団体連合会副会長、公益財団法人三井文庫代表理事、同法人理事長、ソニー株式会社社外取締役、三井生命（現・大樹生命）社外取締役などを歴任した。
死因は、老衰であった。97歳。
