ティーチャ

お笑い芸人・漫才師・コメディアン・俳優・元教師。実の父と娘からなるお笑いコンビ「めいどのみやげ」のメンバー(父の方)。本名は「佐川真勝」。

日本大学を卒業後、一度は建設会社に就職したものの、芸人になるために26歳で「新宿松竹文化演芸場」劇団に入団。舞台での活動を始め、数々の司会業や営業もこなしたものの、会社倒産の憂き目に遭い、実家に戻ってガソリンスタンドの経営や日本大学明誠高等学校・野球部の監督などを務めていた。

その後、41歳にして教員免許を取得し、高校教師となる。定年退職するまで勤め上げたが、もう一度芸人になることを志し、劇団に所属。年配の役者としてテレビCMやテレビドラマ、舞台などに出演するようになった。

特に、「養命酒」や「義歯安定剤ポリグリップ」といったテレビCMでの活躍が印象的で、お茶の間の人気を博した。出演したCMにはそれ以外にも、「後楽園」「シャルダン」「クレラップ」「東京海上日動保険」「白木屋」「プレイステーション・みんなのGOLF」「ヘーベルハウス」「カンロのど飴」などがある。

その他、俳優として、「重版出来!」「ユニバーサル広告社 〜あなたの人生、売り込みます!〜」「昼のセント酒」「遺留捜査」「スポットライト」などのテレビドラマに出演。映画でも、渡部亮平が監督を務めた2021年のサスペンス映画「哀愁しんでれら」を始め、「福耳」「陸軍落語兵」といった作品で活躍した。

また、実の娘と共に、お笑いコンビ「めいどのみやげ」を2008年に結成。日本テレビ系列の「ウチのガヤがすみません!」や、TBS系列の「あらびき団」、フジテレビ系列の「爆笑ヒットパレード」、テレビ東京系列の「にちようチャップリン」など、お笑いコンビやお笑いグループが多く出演するバラエティ番組・お笑い番組に、軒並み出演して注目を集めた。さらに、2013年には大手芸能事務所「サンミュージックプロダクション」の所属となり、個別(ピン)の仕事も多くこなした。ピンの際の芸名は、「めいどのみやげティーチャ」もしくは、「年金ちゃん」。

死因などの詳細は不明。88歳。「めいどのみやげ」の公式SNSによれば、最期の言葉は、「幸せな人生だなぁ」「みなさんに感謝している」だったとのこと。なお、正確な死去日は明らかにされていないため、日付は訃報が公表された日としている。

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